ポルシェがブランド別ランキングで2年連続第1位 ゼネラルモーターズが6モデル、ヒュンダイが5モデルでセグメント別ランキング1位

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※本報道資料は、日本時間6月19日午前2時に米国で発表された資料を翻訳したものです

米国カリフォルニア州ウェストレイク・ビレッジ:2014年6月18日-自動車メーカーが高度な先進技術を新車に導入することに対処し続けている一方で、新車所有者が経験する不具合指摘件数が昨年より増加していることが、 J.D. パワー2014年米国自動車初期品質調査SM(IQS)によって明らかになった。

今年で28年目を迎えた本調査は、車両購入後90日間の新車の品質を調べるものである。初期品質は、100台当たりの不具合指摘件数(PP100)として算出され、数値が小さいほど不具合指摘が少なく品質が良いことを示す。

2014年の業界平均の初期品質は116PP100で、昨年の113PP100から3パーセント増加した。この傾向は、2月に発表された新車購入後3年が経過した時点での車の耐久品質について調べるJ.D. パワー2014年米国自動車耐久品質調査SM(VDS)の不具合指摘件数の増加に続くものである。

新テクノロジーにてこずる消費者

本調査では、今年の不具合指摘件数の増加の要因となった2つの主な原因が明らかになった。1つ目は、従来モデル(大きな変更がないモデル)よりも、新たに発売された車両(完全な新型モデルおよびモデルチェンジ車)に対して、引き続き多くの不具合が報告されていることである。新型の車両の不具合指摘件数は平均して128PP100だったが、従来モデルに対する不具合指摘件数は113PP100に留まった。新型車に対する不具合は、主に音声認識、Bluetooth対応、オーディオシステムで増加が見られた。

「自動車メーカーは、品質に関する不具合を発生させることなく消費者が望む新機能と新テクノロジーを提供しようと試みているが、一部の消費者から新テクノロジーはわかりにくい、使いにくい、設計されたように機能するとは限らないと指摘され、大半の自動車メーカーは苦心している。」とJ.D. パワーのグローバル・オートモーティブ部門バイス・プレジデントのデヴィッド・サージェントは述べている。

厳しい気候も品質に影響

一部の地域では、厳しい気候に関連した不具合に対する指摘が増加した。米国南部と西部の消費者では、2013年の不具合指摘件数(114PP100)と同じ水準の件数が報告されている。対照的に、北東部と中西部の消費者では今年の不具合指摘件数は117PP100と2013年の112PP100から増加した。この不具合の多くは、厳しい気候が車両に悪影響を与える空調、外装、エンジン/トランスミッションの3つのカテゴリーに見られた。

サージェントは「自動車メーカーは、機能が適切に作動することを確認するために苛酷な条件で車両をテストしているが、厳しい気候の影響を完全になくすことはできない。暖房と換気システムには改善の余地があるが、エンジンとトランスミッションは気温が低いと円滑に作動せず、モールディングと塗装はすべて劣化する。消費者は概してこれを承知してはいるが、所有している車両が期待に応えないと不具合として報告されることになる。」と述べている。

初期品質とブランドロイヤルティの相関関係

当調査では、不具合指摘件数が少ないほど、ユーザーのブランドに対するロイヤルティが高いこともわかった。昨年のIQSの調査結果とJ.D. パワーのパワー・インフォメーション・ネットワーク®(PIN)からのデータを合わせると、不具合を全く経験しなかったユーザーの57パーセントが次に新車を購入した時に同じブランドを選択したことが示されている。一方で、不具合を1件経験したユーザーではブランドロイヤルティは53パーセントに低下し、2件以上の不具合を経験したユーザーでは48パーセントとさらに低下する。

「新車を購入してからわずか90日間で経験する不具合でさえも再購入行動と強い相関関係にある。購入初期に経験する不具合は、その自動車の所有期間全体にわたる印象を左右するものであり、ユーザーが何年も経ってから自動車を買い替える時にも依然影響を及ぼすものである」とサージェントは述べている。

ブランド別ランキングとセグメント別ランキング

ブランド別ランキングでは、不具合指摘件数74PP100でポルシェが2年連続第1位となった。第2位はジャガー(87PP100)、第3位はレクサス(92PP100)、第4位はヒュンダイ(94PP100)だった。

セグメント別ランキングでは、ゼネラルモーターズが6つのセグメントでアワードを受賞し、対象ブランドのうちアワードを受賞したセグメントが2年連続最多だった。セグメント別で受賞したモデルは、ビュイック・アンコール(同率)、シボレー・マリブ、シボレー・シルバラードHD、シボレー・サバーバン(同率)、GMC・テレイン、GMC・ユーコン(同率)である。ヒュンダイは5つのセグメントでアワードを受賞した。受賞したモデルは、ヒュンダイ・アクセント、ヒュンダイ・エラントラ、ヒュンダイ・ジェネシス、起亜・カデンツァ、起亜・スポーテージ(同率)である。その他に複数のセグメントでアワードを受賞したのはフォード(フォード・エッジ、フォード F-150 LD、リンカーン MKX)、日産(インフィニティQX50、インフィニティQX80、日産・ジューク(同率))、フォルクスワーゲン(ポルシェ911、ポルシェ・ボクスター、ポルシェ・パナメーラ)、フィアット・クライスラー(クライスラー・タウン&カントリー、ダッジ・チャレンジャー)、マツダ(マツダ・マツダ5、マツダ・MX-5 ミアータ)だった。その他に、ホンダ・リッジライン、レクサスESがセグメント別アワードを受賞している。

プラントアワード

レクサスRXを製造するカナダのオンタリオ州のトヨタのケンブリッジ南工場(TMMC)が、不具合指摘件数が最も少ないモデルを生産してプラチナ賞を受賞した。プラントアワードには設計不具合は含まれず、製造不具合の平均値のみに基づいて判断される。

アジア太平洋地域では、2つの姉妹プラントがゴールド賞を受賞した。レクサスCTとRXを製造するトヨタの九州第1工場(TMK)と、道路の向かい側のレクサスES、IS、RXを製造するトヨタの九州第2工場である。

欧州/アフリカ地域では、ポルシェ・カイエンとパナメーラを製造するポルシェのライプツィヒ工場(ドイツ)がゴールド賞を受賞した。

2014年の米国自動車初期品質調査は、2014年型車を購入もしくはリース契約した86,000人以上の対象者に、購入(またはリース)後90日を経てから調査した回答を基にしている。本調査は、233の質問から構成され、自動車メーカーに不具合の特定を促し、車の改善に役立つ情報を提供することを目的とし、2014年2月から5月にかけて実施された。

初期品質の調査結果の詳細、および車両モデルの写真や仕様は、JDPower.com/qualityに掲載している。

*J.D. パワーが結果を発表する調査はすべてJ.D. パワーが第三者機関として自主企画により実施したものです。

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